冬の夜空をGRDで

GR DIGITALで初めて星を撮ってみた。実のところ、マニュアルにはろくすっぽ目を通していないうえ、撮影モードといえばPかAしか使っていなかったので、GRDの露出時間を180秒まで設定できることをつい先日まで知らなかったのである。だから星を撮ってみようなどとはそれまで思いもしなかった。で、先週末、ようやく初挑戦とあいなった次第。

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シャッタースピード120秒、ISO 400、絞りF3.2

上の写真は前回の写真とほぼ同じ構図で、露出を60秒から120秒に増やしたもの。その分、星の線が長くなっている。地平線付近が明るいのは、東京の光害のため。かなりかぶってしまったので、フォトショップでレベル補正を大幅にいじってある。それを差し引いても、思ったより写ってくれるなというのが第一印象。ISO400だが、ノイズも予想ほどひどくない。ただし露出が長くなるとノイズリダクション処理と書き込み処理もそれに比例して長くなるから、かなりイライラさせられる。そのあいだ、同行者は購入したばかりのNIKON D300でバシャバシャ撮りまくっていて、うらやましくなった。最新のデジイチと張り合ってもしょうがないけど。

この夜のメインイベントは双子座流星群。月明かりがない好条件とあって、1時間に40~50個も見ることができた。レッズが勝ったのも、このときちゃんと願い事をしたからに違いない。だったらほかの願い事もしておけばよかった......。GRDでも、1個だけではあるが、オリオン座のすぐ横を通過した流れ星を撮影できた(矢印参照、ちなみに中央右の星の集団はプレアデス=昴)。

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10月に大バーストを起こし、肉眼で見えるほど明るくなって話題をさらったホームズ彗星も、まだペルセウス座の中でぼーっと広がって見える。ちょっと気味が悪いくらい大きい。こんな形の彗星、もう現れないかもしれない。GR DIGITALでもちゃんと写ってくれた。

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シャッタースピード60秒、ISO 400、絞りF2.8

少年の頃から星空を見上げるのが好きだった。現実の世界への関心より、未知なる世界のロマンに夢中になっていたあのころ。「ここではない遠いどこか」への憧れで心がいっぱいだった。いい大人になった今でも、そんな純粋な憧憬やロマンが心のどこかにある。だから、たまに星空を見上げたくなる。

考えてみれば、旅が好きになったのも、そんな憧れが根っこにあるからに違いない。
見果てぬ彼方への憧憬。自分のサイトに「彼の地への旅」なんていう名前を付けたのも、そんな想いが源流にあるからなのだろう。
根っからのロマンチストなのだ。
というより、旅を愛する人は、誰もが基本的にロマンチストなのだと思う。
きっと、あなたも。
そう、そこのあなた。あなたのことですよ。

Comments:5

oink_oink 2007年12月18日 02:10

あら。呼ばれたようね…
現実逃避の激しさはロマンティスト故、のoink_oinkでございます。

星を一緒に見に行くお仲間がいらっしゃるなんて素敵ですね。


色合いが今の時期にマッチしてより一層ロマンティックに感じさせます。
一枚目の木々のシルエットが光害のおかげで映えているのも味ですよ。

(それにしてもphotoshop持ってるんですね。CSはRAWも処理できるから?)

私も小・中学生の頃、すごく星が好きで、内容が解らないのに、『月刊天文ガイド』など購入してちょっと大人ぶったり。
夏の自由研究で、「肉眼で一晩に流星をどれだけ確認できるか」と言うのもやりました。

そうそう地元にあるプラネタリウム、すごく好きでしたね…
(全国的に有名な工業地帯ゆえ、星が見えなかった…)

あづま川さんの写真と言葉で、そういう事から随分と離れている自分に気がつきちょっと寂しくなったり。
いろいろと昔の事が蘇りました。

男性の方が、ロマンティストですよ…。
いつまでも好きな物を大事にできるから…(私見ですが)

…で、みんなに言えないお願いごとって、何かなぁ?


最後に、レッズ3位!おめでとうございます。
(チュニジアに行かれたときは、きっと試合の事など夢にも思わなかったのでは??)

あづま川 2007年12月18日 23:02

>oink_oinkさん
呼ばれましたね。ロマンチストのoinkさん。

ここは秩父の山の上なのですが、ここいらではまだ東京の明かり
からは逃れられませんね。もっと郊外に行かないと。
もっともその明かりのおかげでシルエットが映えてくれましたけど。

おー、「天文ガイド」仲間ですね。生粋の星好きさんではないですか!
ここでもつながっていてうれしいです。
ぼくも中学・高校の頃は毎月買ってましたよ。
ロマンチストな少年でした。
きっとoinkさんはつぶらな瞳に星を浮かべた美少女だったのでしょうね・・・(妄想)。
ぼくは美少年じゃなかったけど。

プラネタリムと言えば、その昔、渋谷に五島プラネタリウムというのがあって、子供の頃行きました。
懐かしいです。

願い事・・・ヒミツです。人に言ったらかなわなくなりそうなので、ね。

ヒョウちゃん 2007年12月19日 21:20

星を見なくなってン10年です。
これでも、かつては高校の屋上で徹夜で流星群観察などやってたことあります。星の写真は撮らなかったんですが、暗室があったので、ロールのTry Xなどをパトローネに詰め替えて、適当に撮ってきては自分で現像なんかしてました。酢酸の匂いを思い出しますよ。
なんて、そこからどちらかというと、カメラのほうに興味が向いてしまったのですが。

それにしても、よく写りますね。
三脚立てればいいわけですね。
たまにはやってみようかなあ。
でも、星の位置とかほとんど知識なくなっちゃいました。
五島プラネタリウム、よく行きましたよ。

sora 2007年12月20日 06:35

夜景とか星空は撮ったことないんですよ。バルブモードは未知の世界です。一応、今年花火を撮ろうと思いレリーズを買ったのですが、都合つかず行けず。

もう寒いですしね・・・。

私の近くに「星専」の人がいます。天文サークルにいたそうで・・。
星ばっか狙っているようです。いろんな方がいますね。「撮り鉄」っていう言葉も最近知りました。

ハワイ島のマウナ・ケアの頂上で見た星空は忘れられないです。城達也の声が聞こえそうでした。

あづま川 2007年12月20日 17:32

>ヒョウちゃん
そうそう、あのころモノクロで星野写真といえばトライXでした。
カメラに目覚めたのもそのころで、星の写真を撮りたくて親に
買ってもらった初一眼がNIKON FE + 50mm/1.4でした。
が、なにしろ「星専」だったので、旅の光景を収める楽しさに
目覚めたのはもっと大人になってからのことですけど。

ええ、三脚立てて固定撮影です。けっこう写りますよ。ただし東京だと光害で背景が
昼間のようになってしまうかもしれませんが・・・。


>soraさん
山の上で撮ったので寒かったです。氷点下の世界。
近頃はロマンチストになるのにも忍耐が必要です。

「星専」ですか。それはお近づきになりたい気が。ぼくも高校時代は星専でしたから。
日中&地上の光景にはあまり興味がなかったです(笑

ぼくはやっぱり、モロッコのメルズーガ砂漠で見上げた星空が一番かな。
あれはすごかった。ハワイの星空もよさそうですね。

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