- 2008-08-12
- 2008 Malaysia

マラッカで初めて迎えた朝。
狭い階段を下りて、宿を出た。
すでに太陽がジリジリと照りつけている。が、大気にはまだ朝のすがすがしさとけだるさが漂っている。
通りの向かいに食堂が何軒が並んでいて、地元のおじちゃんたちが麺を美味しそうにすすっている。
その姿に誘われるように、一軒の食堂のテーブルに。
頼んだのは、醸豆腐麺(YONG TOW FOO MEE)。
味は、名前から想像したまんま。おいしい。
朝食に麺を食べると、アジアに来たのだなあと思う。
これ以後、朝食には麺と、これもマレーシアならではのロティ(インド風パン)ばかり食べることになる。
結局、昨日は夕日を見ることはできなかった。マラッカ市街に到着したときにはすでに日没間際だったうえ、暗い雲が今にも上空を包み込もうとしていたからだ。飛び込んだ宿はどこも満室。地元の男の案内でようやく一軒の安宿で旅装を解くことができた。その直後、バケツをひっくり返したような勢いで雨が降り出した。1月といえば乾期のまっただ中なのに、こんなスコールに見舞われるなんて、幸運なのか、不運なのか。
雨が止んだ夜の8時過ぎ。近くの食堂でナシゴレンを食べると、旧市街=チャイナタウンまで歩いてみた。さぞかしにぎわっているのだろうと思いきや、なぜか店はあらかた閉まっていて、ゴーストタウン状態。赤い提灯に照らされて、古い木造の家々だけが闇からおぼろげに浮かび上がっていた。幻想的でもあり、艶っぽくもあった。不思議なことに、家の構造や灯りの色は違えど、イエメンのサナアで見た結婚式のライトアップが脳裏の中でだぶって映った。こんなところで、イエメンの旅とのつながりをまたひとつ発見することになるとは。少しうれしくなった(ライトアップの比較写真は過去記事の中で掲載したのでここでは割愛)。
朝食をすませると、ぶらぶら歩くことにした。
まずは、サンチャゴ砦、そしてセントポール教会が立つ丘へと向かう。
空の青さに、目を奪われながら。

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