2006 Portugal Archive

白い記憶(6)

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Monsaraz, Portugal

リスボン物語とか引っ越しとか

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LOMO LC-A

 
昨年アマゾンで購入したヴィム・ヴェンダースの『リスボン物語』の復刻版DVDをやっと観ることができた。

古き良きアルファマ。入り組んだ路地。刃物研ぎの素朴な警笛がこだまし、子供たちが元気よく駆け抜け、路面電車とギリギリですれ違う。さらに石段を上れば、突然視界が開け、遙かなるテージョの流れと出会う。汽笛が響き渡る。遠くから洩れてくる女性の歌声。

「リスボンほど"音風景"(soundscape)が豊かな町はない」
おととし来日したときの講演会でヴェンダース自身がそう述べていた印象そのままに、この映画を観ていると、主人公である録音技師を通じてリスボンにただようさまざまな音に魅了され、引き込まれていってしまう。とりわけ、音楽担当として映画にも登場するポルトガルのポップグループ、マドレデウスの歌姫テレーザの美しい声と漆黒の瞳には心を奪われずにはいられない。ファドでないのだけど(グループ自身もそれを否定している)、ポルトガル音楽に詳しくないぼくが聴くとファドの要素を十分に含んでいるように感じられる。

マドレデウスの曲とともに、またリスボンを訪れ、アルファマを心ゆくまでさまよってみたい。そんなことを思わせてくれる映画だった。

『リスボン物語』については、年頭に宣言したとおり別途レビューを書くつもりだけど、つい先日、事情により十年ぶりの引っ越しが決定し、荷物の整理やら諸手続やらで忙しくなるのでかなり先になってしまいそうだ。

引っ越し先については、多摩川か荒川かで悩んでいたのだが、結局、中央線沿線に決めた。多摩川から比較的近いため自転車に乗る機会もぐっと増えそうで、いまからとても楽しみだ。が、引っ越しには諸費用を含めると数十万円もかかってしまうから、すでにジリ貧状態に陥っている。アルファマとて変化と無縁ではない。できるだけ早く再訪しなければとこの映画を観て気持ちが高まったのだが、財布が空の身にはとうぶんは無理そうだ。今日、不動産屋にお金を振り込んだのだが、これだけの金があればリスボンにだって2、3度は行けるのに、と考えてしまうのは旅好きの悲しい性なのだろうか。

白い記憶(5)

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Lisbon, Portugal    LOMO LC-A

白い記憶(4)

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Monsaraz, Portugal     RICOH GR 21

リスボンのネコ

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前回に引き続き今回もネコの写真。
リスボンの旧市街、アルファマの路地で出会った白ネコ。

真っ白な毛。ピンクの耳、ぴんと立てたしっぽ。
マレーシアのゆるゆるネコとは、表情も姿勢もまるっきり違う。
アジアとヨーロッパでは似ているネコもいるけれど、このネコは欧州系っぽい。

最初はすました顔をしていたのだが、かまっているうちになつきはじめ、
写真を撮るためにちょっと離れようとしてもすぐに近寄ってくるようになった。
ピントが合わないからじっとしてなさい、と言っても聞いてくれない。
ベンチの端で足を止めたときに急いで撮ったのが、上の一枚。

アジアでもヨーロッパでも、あるいは中東でも、なぜかネコは近づいてきてくれる。
ネコにはけっこう好かれます。ネコだけですが......。

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